翻訳者(=星を読む人)によって解釈や表現がそれぞれに異なってくる世界です。
現時点での「私」というフィルターを通しての星の翻訳表現なので、気軽に楽しんでいただければ幸いです。

あの地震が起こる少し前に、私はある占星術のメルマガで、下記のようなコメントを、確かに読んだ覚えがある。

今年は、何十年先になって過去を振り返った時に、「あの年が変化の始まりの年だった」と、誰もが思い出すような、人々の記憶に残る年になるでしょう。

占星術では、牡羊座の0度に太陽が入る日(春分の日)を年の始めとして、「春分図」でその後の1年間の社会の傾向を占う。

  

2011年の「春分図」では、「天王星」が、ちょうど牡羊座の0度に位置していた。
12星座の始まりは「牡羊座」で、フランス革命の頃に発見された「天王星」には「革命、革新、突発的変化、独立、自由」といった意味づけが与えられている。
新しいサイクルの始まりの「牡羊座」と変化の「天王星」の意味を組み合わせて、「変化の始まりの年」だと占っていたのだが、まさかこのような形で現れるとは思わなかった。

震災の起こった時間の天空図↓

天王星は魚座の最後の度数に位置し、これまでのサイクルから離れて、まさに次の段階に入ろうとしているタイミングである。

破壊と再生を表す8ハウスに、太陽(政府を表す)、火星、天王星、水星が入っている。
政経占星術では、8ハウスの意味に秘密会議や核エネルギー関係という意味づけもされる。
太陽は政府・閣僚、火星は天災・爆発・混乱、天王星はウラン・放射線、水星はマスコミ・情報等と解釈ができる。
ちなみにウランは、天王星(Uranus)と同時期に発見されて、この星にちなんで名前が付けられている。

国民を表す月が、奉仕・援助を意味する海王星と90度になっており、なかなか救援が難しかったことを表している。7ハウスは外交を意味するので、海外からの支援もこれに当たるだろう。

また月と海王星の90度は、国民が社会不安を感じ、表からは見えない隠された事があっただろうと推測される。

原子力関係を表す冥王星は5ハウスで、人々の関心が集中する。
冥王星と木星の凶角は、多大なエネルギーの消費、強制的変動、主権争いなどを示す。
この角度は傲慢、神を敬う心の欠如という解釈もあるので、これはまだ人間がコントロールできるレベルに至っていない核技術に手を出してしまったことへの、一つの回答を表しているかもしれない。

制限をかける土星は、この時、交通機関、通信機関、マスコミを表す3ハウスに入っており、これらの停滞、混乱を示している。

この天空図のアングル(軸)というラインが固定宮(Fixed)なので、影響が長期化、継続する傾向を表している。

土地、気象、地震などを含めて環境を表す4ハウスは蠍座で、破壊と再生の冥王星とつながっている。

「変化の始まりの年」だった2011年、あれから年月を経て、何が変わり、何が変わっていないのか。
確実に言えることは、変化は分かりやすい形で真っ直ぐに進むのではなく、紆余曲折しながら、揺り戻しを経験しながら、それでも社会の変革の流れは続いているということである。

東日本大震災の天空図は、今後もじっくりと読んでいこうと思っている。