有名人の場合、正しい出生データを公表していないこともあります。
出生時間が変わるとハウスも変わり、それに連れて解釈も変わってくるので、あくまでも「この出生時刻だと仮定して」という前提でお読みください。
翻訳者(=星を読む人)によって解釈や表現がそれぞれに異なってくる世界です。
現時点での「私」というフィルターを通しての星の翻訳表現なので、気軽に楽しんでいただければ幸いです。

【山口 百恵】
1959年1月17日 08時00分頃(推定)
東京都生まれ
太陽⇒山羊座、月⇒牡羊座、ASC⇒水瓶座、MC⇒射手座
「火」2 「地」5 「風」1 「水」2
「C」4 「F」5 「M」1

「地」のエレメントが強い。
特に山羊座には太陽、土星、水星の3つの星が入っている。
このため、倫理観、責任感が強く、真面目な性格。
現実志向で、計画的。具体的な思考の持ち主で、どちらかと言えば保守的で、実務レベルで有能、コツコツと努力して社会的な成功を収めるタイプである。
芸能界で芽が出なかった場合でも家族を養っていけるように、高校でも商業科を選択したという記事を読んだ記憶がある。

エネルギーの方向性を表す火星も地の牡牛座に入っており、行動はゆっくり、勤勉で粘り強い。
とても頑固なところがあり、自分が受け入れられないことに対する抵抗力も非常に強い。
普段は落ち着いていて怒りを表さないが、感情を溜めた末に爆発させるタイプ。
スキャンダル記事を訴えた「スター交歓図裁判」後の記者会見でも、「私はタレントであるよりも、まず一人の人間として我慢できないんです」とコメント。
この時、20歳である。

太陽・火星の座相から、自分の意見がハッキリしており、何を望んでいるかを明確に分かっている。ポジティブでエネルギッシュ。男性的なエネルギーも強い。

芸能・アートに関係の深い金星は水瓶座。友好的だが人と距離を置く。
親密でも自由を求める。
水瓶座の影響でユニークな個性やクールな雰囲気が醸し出されたのだろう。
出生図のスタート地点(ASC/アセンダント)の近くにある星は「上昇星」と言われ、その人の外見や雰囲気に影響を及ぼす。
その上昇星の金星は恋人・娼婦のイメージなので、「一億人の娼婦」「時代と寝た女」と言われたのは、その影響だと思われる。
(同じ女性を表す月のイメージは母・妻)
この金星の度数13度はカリスマ性を表す。
金星・天王星の座相は、異性を惹きつけやすい、目立つ外見。

12ハウスに太陽と金星が入っているが、このハウスはプライベートな世界を表す。
太陽12ハウスは世の中に出ても私生活は隠す、金星12ハウスは愛のために何かを犠牲にするという読み方もできる。

月・牡羊座は情熱的、衝動的。移り気で認められたいという気持ちも強い。
月・太陽の座相から、両親の不和、公私の葛藤などみられる。
冥王星との座相から、感情を強い意思の力でコントロールができる。
冥王星はパートナーシップの7ハウスに入っており、これは結婚相手に徹底的に関わるという解釈も可能。

総合的にみてみると、非常に意思が強く、自分の意見がハッキリしており、周囲に流されるタイプではない。
クールな外見の中に、激しさも秘めている。
あれだけのスターでありながら、その地位をあっさりと捨てて家庭に入ってしまったのも、自分の決めたことはガンとして譲らずに貫き通す頑固さ、強さがあったからだ。

星の分布から見ると、周囲に適応して変化していくのは苦手だろうし、「風」の要素も少ないので、いろいろなことを根性で乗り切ってきただろう。
もともとが納得して、ゆっくりじっくり行動したいタイプなので、移り変わりの激しい多忙な芸能界で長く生きていくのは自分には合わないと、早い時点で判断したのかもしれない。

生い立ちや家庭環境から、普通の家庭に対する憧れも人一倍だっただろう。

篠山紀信が雑誌「写楽」の中で、
「・・・・走りに走りぬいて時代の顔にまでなった一人の少女は他の娘が何十年もかかって成しとげることをもうすでにやり終えてしまったのかもしれない。百恵はぼくたちが考えているよりもずっと疲れていたのだろうと思う」
とコメントしていたのを思い出す。

別ブログ「玉虫色の匣」の記事より、篠山紀信の百恵論
1980年代の雑誌「写楽/SHAGAKU」 ⇒